茶室を観る・知る

有限会社大都設計工房

〒169-0072
東京都新宿区大久保1-1-11-605
TEL / 03-5291-9344
FAX / 03-5291-9346
一級建築士 福元 義人

建築家のこだわり

関守石

留め石、茶庭の飛び石の岐路に置かれる石です。
この石より先は飛石は無いものとし、進入禁止になります。道案内を請わなくても 目的地へ到達できる、優れものです。


塵穴

写真は内露地の一隅にある塵穴です。実際は露地の清浄を表す装飾的な意味で、設けられます。上はワラビ箒。


御簾垣

写真はさらし竹を使った御簾垣です、すだれを垂らしたように美しく見えることから、すだれ垣とも言われます。さらし竹のほかに、黒竹、唐竹等も使われます。


刀掛

刀掛は桃山から江戸時代全般を通じて、茶人の多くが武人であったことから、刀をこの刀掛に掛けて席に入ることに なっていた。武士の魂としての刀は、いかなる場合といえども片時も手放すことのなかった武人が、茶席に限って刀を外に置くというのは、武人にとっていかにも不合理であったが、茶席が平和の象徴であり、一切の口論すら 禁じていて、ここばかりは天下泰平の場所とされたからである。 現代ではもちろん刀は無いですが、 世塵を置いて入席するという意識を喚起する意味で象徴的に設けております。


夏障子

寒い時期は襖や紙障子のところに、暑い時期に使用する建具で、自然素材で涼しく、とても風情のある建具です。
簀戸(すど)、御簾戸、葦戸、葦障子等と呼ばれます。この簀戸は琵琶湖産の大神葦に腰に裏面はきれいな杉杢に透かしの 入ったもの、表面は網代になっている、非常に美しいものです。


夏障子

腰部分の裏面、清流に鮎が透かしになっています。


夏障子

腰部分の表面、網代が組んであります。


躙り口

小間唯一のお客様の出入り口です、いかなるお客様もこの小さい出入り口から出入りしなければなりません。
草庵としての侘びの形式には、これしかないと言っていいほどの独創性と存在感があります。


懸け金

躙の丸懸け金。受け壺と懸け金からなっている。亭主は躙戸が閉まり、懸け金の掛かる音を聞いて、客の入室済の合図とします。


風炉先

風炉先窓の外側障子。面格子と障子が一体となり換気もとれる優れものてす。


風炉先

風炉先下地窓の外側に上記の外側障子が付きます。


有楽窓

織田有楽斉が好んで使った窓で、如庵に残っており、格子を通して見る景色や差し込む光線には格別のものがあります。


花明り窓

この下地窓は墨跡窓でもありますが、繊細な下地材に朝顔釘が打ってあり、花明り窓として利用できます。


二重棚

台目畳の角に設けられ、茶入れなどを飾るために付けられる吊棚の一種。写真は桐材の棚板、端嵌も見えます。吊竹は古材。


アテ錆丸太

写真はヒバ材にカビを発生させて作られたもので、肌のカビあとや枝の切り口は景色のひとつとして一役買っています。


床柱脚部

赤松の床柱、筍目がきれいに出ています。床框は北山磨き丸太です。


左官屋さん

コテ一本で直線、曲線、平面、丸面を定規を当てたように正確に塗り上げます。


畳屋さん

材料の吟味はもちろんの事、寸法、不陸調整にも寸分の違いもありません。


花明り窓の下地

花入れの形状、花の位置等、吟味に吟味を重ねて組んでいきます。